No.35

[京都府]

桜の木に土塀、借景と暮らす木の家

広い庭に大きな桜の木が植栽され、古い土塀に囲まれた隣家がいい雰囲気。
眺望を優先し、LDKを2階にレイアウト。
大、中、小、すべての窓から緑を望む四季の移ろいを感じながら暮らせる住まいになっています。

サクラの床や漆喰の壁に正面をバーチの板で仕上げたステンレストップのオリジナルキッチンがしっくり馴染むダイニング・キッチン。
すぐ隣には、家電や食材のストックがすっきりしまえるパントリーも備えています。

壁掛けのテレビ&壁付けのテレビボードですっきりデザイン。
リビングも緑を望むゆとりのある空間。
視線が自然と外にフォーカスされるようスギで仕上げた天井は眺望に向かって緩く勾配させています。

(左)調理道具や食器がすっきりしまえる腰高の戸棚も便利。
(中央)トイレ&手洗いはLDKから階段を挟んだ眺望と反対側の奥に配置。
(右)LDK内には畳の空間も。小上がりは腰掛けるのにちょうどいい高さに設定。

(左上)ポーチにはもちろん、ステンドグラスの玄関照明。
(右上)黒のモザイクタイルがステンレスのキッチンにぴったり。
(左下)戸棚の上にはお気に入りのツールがずらり。
(右下)シンプルな木製家具がしっくり。

(左)洗面化粧台は脱衣室の外に出してオープンな造りに。
(中央)土塀を望む広い玄関ホールはワークスペースとして活用する計画。
(右)シューズクロークとペレットストーブを備えたモルタル仕上げの広い土間。

緩やかに傾斜するガルバリウム鋼板の屋根や大きく迫り出した軒、広い玄関ポーチや上下階にひとつずつ配置したスクエアの窓が特徴的。
青い空と隣家の庭の緑、そして味わいのある土塀が優しく馴染む外観になっています。