No.24

[京都府]

木が軒を貫く自然と一体になった家

ご家族が目指されたのは「遊び心がある住まい」。
外観にもそれがよく表れており、シンボルツリーが貫く深い軒がとても印象的。
垂直に重なる2つの切妻屋根も面白く、青空と植栽の緑が馴染む個性的なデザインになりました。

軒を貫くモミジのシンボルツリー。太陽をたくさん浴びて今もすくすく育っています。
玄関ポーチから直接室内に入れる造りもご要望を受けて設計。
将来自宅で英語教室をする計画があり、ここが生徒たちの動線になるそうです。

スキップフロアで緩やかに繋がる開放的な室内。
キッチン背面の収納や廊下の納戸、足元に設置した戸棚など、LDK内には収納が豊富に揃っており、
手前の広い空間が将来英語教室として利用しようとお考えのプレイスペースです。

掃き出し窓に天窓に地窓、窓を適切に配置して効果的に採光。
キッチンに立つと空間全体が見渡せ、庭まで視線が抜ける設計になっています。
立つ場所によって庭の景色の見え方が変わるのもこのお住まいの面白いところです。

(左)ステンレストップのキッチンはオリジナルで製作。家電がすっきり隠せる収納が奥さまのお気に入り。
(中央)「畳に座って食事がしたい」というご主人のご要望にも応えました。
(右)洗面化粧台もオリジナルです。

(左上)天窓から注ぐ光が漆喰の白い壁に陽だまりを作ります。
(右上)手作りの革シェードランプがしっとりと馴染みます。
(左下)ステンドグラスの玄関照明。今回はシンプルなデザイン。
(右下)手すりも木のデザインで。

モルタルの土間に漆喰の壁、ヒノキの一枚板で作った踏み台は地面から浮いているようなデザインで仕上げています。
左手の窓からはシンボルツリー。手前にはレジャーアイテムなどがすっきり片付く玄関収納も備えています。