No.10

[京都府]

匠の技を感じる現代的な和の住まい

深い軒、洗い出しのアプローチ階段、一列に並んだスクエアの窓や屋根の水平ラインで和の美しさを表現しています。
品があっておおらか。外観からも職人の丁寧な仕事が感じられます。

サクラの床や珪藻土の壁が表情豊か。
素材の美しさをシンプルに活かした落ち着きのあるLDKになっています。
リビングスペースに配置したL型のソファはオリジナルで製作したものです。

玄関の引き戸はウォールナットの一枚板を使って手作りしました。
節目にステンドグラスをあしらい、落ち着いた印象ながら、目を引くデザインに仕上げています。

こちらはLDKに併設する和室です。
天窓や地窓、床の間の明かり取りから優しく採光。
リビングの開放感とは一転、天井をあえて低めに設定することで落ち着きを演出しました。

(左)リビングには大きな吹き抜け。天窓や高窓から光を導き、サンルームのように明るい空間に。
(中)キッチンはセパレートタイプ。すぐ隣にはパントリーも備えます。
(右)和室からもウッドデッキに出られます。

(左)リビングを囲むように配置したウッドデッキのテラス。
(中)木の香りが出迎える玄関。建具もすべてオリジナルで製作。
(右)モザイクタイルで仕上げたカウンターと木のキャビネットを組み合わせた造作洗面化粧台。

(左上)リビングの吹き抜けに設置した天窓。
(右上)ダイニングの照明は銅製のペンダントランプに。
(左下)玄関照明はステンドグラスを使って。
(右下)洗面化粧台のモザイクタイル。

「好みを突き詰めていったら現代的な和の住まいにたどり着いたんです」とMさま。
細部に職人の丁寧な仕事を感じつつもカジュアルなデザインで飾らず暮らせる住まいを求めておられました。