スギ、ヒノキ、サクラ、クリ、チーク、オーク、ウォールナット、ケヤキ、トチ、クスノキ、ケンボナシ、ポセ……。木は家族と一緒に呼吸します。木は家族と共に成長します。10年後には10年分の、20年後には20年分のシワを刻み、時が正しく流れたことを証明します。デニムや革製品のように、使い込むことで深みが増し、それが個性となり、やがて家族の色に。木は家族と生きています。
凝ったデザインや派手な装飾には頼りたくありません。木、土、石、紙、素材そのものの美しさをありのままに表現したいから。無駄なくコンパクト、簡素だけど上品。無理をしてはいけません。もっと求めることはできるけれど、必要なものを必要なだけ。家族が笑顔で暮らせるなら、「ちょうどいい」が「一番いい」と私たちは思っています。
家作りはたくさんお話しすることから始まります。理想の暮らし、家族の将来、好みのインテリアや思い出の映画、お気に入りのお店の話まで。じっくり話して、しっかり選ぶ、そしてちゃんと建てる。当たり前のことかもしれませんが、それを追求するのが「いたや工房」の家作りです。