No.18

[京都府]

大きな吹き抜けと薪ストーブの家

ポプラの木の一枚板を使って製作したオリジナルデザインのダイニングテーブルがKさま邸のシンボルになっています。
吹き抜けのリビングスペースはウッドデッキとフラットに繋がり、縦にも横にも伸びやかです。

床はサクラ、天井はスギ、壁は漆喰で仕上げています。
キッチンは空間全体が見渡せる対面式に。向かって左奥がパントリーになっており、右が洗面スペース。
家事がしやすい動線に配慮しながらプランニングしました。

木と漆喰の空間にくっきりと浮かぶ薪ストーブの黒がデザインのアクセントになっています。
リビングスペースに立つと、吹き抜けとウッドデッキが同時に望めて開放的。Kさまの一番のお気に入りだそうです。

(左)2階から見た吹き抜け。天窓から導いた光が優しく注ぎ込みます。
(中央)アプローチの脇にはモミジやナナカマドの木を植栽しました。
(右)ポーチを左に進むとウッドデッキに繋がり、そのままLDKに上がれます。

(左)タイルのカウンターに深めの実験用ボウル、オープンな収納が使いやすい造作洗面化粧台。
(中央)2階の手洗いも同じデザインで造作。
(右)キッチンはセパレートにレイアウトし、トップをステンレスにしました。

(左上)キッチンや洗面化粧台の壁はモザイクタイルで。
(右上)革シェードのランプもオリジナルです。
(左下)玄関収納の扉は古い建具をリメイクして再利用しました。
(右下)天然木ならではの形や節が楽しめます。

大きく迫り出した軒や左官仕上げの外壁、外からの視線を緩やかに遮る生け垣など、設計や素材の工夫で現代的な和を表現しました。
スクエアの窓の上に突き出た薪ストーブの煙突が印象的な外観デザインになっています。