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チギリ細工の「景色」。

今回はあえて割れのある栃の木にチギリの細工をして地板の手前に使ってみました。

チギリは漢字では「千切り」と書きます。

一般的には無垢材にある割れや節なでで隙間があいてしまっているところに

埋め込むチョウチョ型の木片を指します。

本来はこの「チギリ」を無垢材の割れた部分や節で穴があいた部分に

埋め込むことで割れの進行をくい止めたり、穴を埋める目的で使われます。

 

陶器の世界では、修復した金継の跡を「景色」と呼び、
修復前と異なる趣を楽しむそうなのですが、金継ぎを施すことで、

その器は確かに唯一無二の珍宝に生まれ変わるのです!

 

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