No.34

[京都府]

ウッドデッキを介して環境と繋がる家

対面式のオープンなキッチンとオリジナルで製作したダイニングテーブルを備えた広くて開放的なDK。
掃き出し窓に高窓、反対側には大きめの地窓も。
通りや隣家からの視線を避けつつ効率的に光を取り込んでいます。

ヒノキの柱にスギの天井、キッチンの正面をウォールナットで仕上げ、床は幅が広めのホワイトオークを乱尺張りに。
他にも、手すりや幅木、キッチンの背面収納など、木の組み合わせでご家族の個性を表現しました。

大きな掃き出し窓を介してDKとフラットに繋がるウッドデッキのテラスはご家族の憩いの場。
庭に植えた紅葉や生垣が自然のカーテンとなり、周囲からの視線を緩やかに遮りながら優しい光を室内に届けています。

(左)食洗機やオーブンをビルトイン。オリジナルで製作したステンレストップのキッチン。
(中央)室内干しができるランドリーコーナーを備えた洗面スペース。
(右)2階の窓辺には在宅ワークに最適なスペースも。

(左上)いたや工房の定番、革シェードのペンダントランプ。
(右上)ステンドグラスの玄関照明。今回は白一色でシンプルに。
(左下)オープンな収納にお気に入りをたくさん飾って。
(右下)すっきり隠せる収納も。

「季節や天気、一日の時間の流れが感じられる家にしたかったんです」というご家族の思いに応え、
窓の大きさや配置、庇の深さや角度、植栽の種類などを工夫。
外部環境と心地よく繋がる住まいを計画していきました。

自然豊かな環境が気に入って購入された住宅街の角地に建つ住まい。
青空を鮮やかに切り取る三角屋根やウッドデッキのテラスを覆う深い庇が印象的で、
1階部分の板張り壁と2階の白い左官壁のコントラストも美しい。