No.11

[京都府]

ビルトインガレージと縁側がある家

吹き抜けを介して上下階が緩やかに繋がる開放的なお住まい。
階段もオープンな造りにし、キッチンに立つと空間全体が見渡せます。
高窓や室内窓など、サッシは全部スクエアで統一。見た目の美しさにもこだわりました。

採光豊かな南側に窓を集め、窓辺にリビングスペースをレイアウトしました。
リビングを囲むように縁側を配置し、床とデッキ、天井の軒をフラットに。
外部と室内が緩やかに繋がるよう演出しています。

(左)吹き抜けに面して造作した本棚は2階のフリースペースと共有できます。
(中)縁側から見た室内です。遮光は9枚の障子を使います。
(右)トップライトから注ぎ込む光は2階のフリースペースにも広がります。

(左)踏み板やニッチの木にまでこだわった玄関。収納もたっぷり。
(中)オリジナルのスレンレストップキッチン。壁をタイルで仕上げ、調味料棚を造作。
(右)洗面化粧台もキッチンと同じデザインで製作しています。

(左)床は無垢材、壁は漆喰、ダイニングテーブルはポセというアフリカ原産の木を使って造作しました。
(右)9枚の障子はすべて戸袋に収まるようになっています。こちらはその鴨居の仕事。職人の技を感じます。

外観デザインは、緩勾配の薄い屋根や大きく迫り出した軒、
広いL型の縁側や木製の引き戸で現代的な和を表現しました。
Mさまのご要望で2階の屋根には5kWの太陽光発電パネルを搭載しています。

こちらもMさんの強い希望で、バイク専用のビルトインガレージを設置。
メンテナンスができる十分な広さがあり、工具やヘルメットが置ける収納も作りました。
室内からも出入りができるようになっています。