No.04

[京都府]

土間を介して空間が繋がる住まい

キッチンは、ステンレスの天板に木のディスプレイ棚を合わせて造作しました。
アニマルモチーフの小物やカラフルな玩具、洋書など、洗練されたデザインのインテリアがしっとりと馴染みます。

アースカラーの外壁が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
むくり屋根にしたことで佇まいも柔らかに。
どこか懐かしさを感じる外観デザインになりました。

玄関の前は大きな軒で覆い、雨に濡れないスペースを作りました。
お子さまたちのプレイスペースにもなりますし、バイクや自転車、ベビーカーも余裕を持って置くことができます。

伝統的な日本の民家に倣って通り土間を設置しました。
框を設けず、土間と室内の床をフラットに。お手洗いをはじめ、家のどこへ行くにも土間を介す設計になっています。

(左)玄関土間のすぐ隣には小上がりの和室を設けました。
(中)2階のフリースメースは間仕切りのないオープンな空間になっています。
(右)入り口を2つ設置し、将来はお子さまの個室として使っていただけます。

縁なし畳ですっきりとデザインした和室は、子どもたちの遊び場として、また応接室として使える多目的空間。
壁一面に本棚を造り付け、地窓やデスク正面の小窓からしっかり採光しています。

(左)洗面スペースのモザイクタイルは鮮やかなグリーンをセレクトされました。
(中)2階のフリースペースは梁を現しに。木組みの美しさもAさま邸の魅力です。
(右)格子の明かり取りも手仕事で仕上げています。

(左)作業がしやすいよう通路幅はゆったり。背面にはパントリーも備えています。
(中)洗面化粧台もオリジナルで製作させていただきました。
(右)正面に見える無双窓付きの建具はアンティーク品です。