No.47

[京都府]

山や池、庭を望むアーチ開口の家

池を望む東側にリビングをレイアウトし、すぐ隣に小上がりの畳スペースを配置。
アーチの垂れ壁がシンボリックな外の景色と繋がるお住まい。
アーチのデザインは、畳や障子との相性もぴったり。和のしつらえの中に優しく溶け込んでいます。

 

リビング側の窓は池や空に視線が抜けるよう大きく大胆に、
ダイニング側の窓は庭の緑だけに視線がフォーカスされるよう低く控えめに、
窓の形状や配置で、暮らしの中に取り込みたい景色とカットしたい景色を巧みに振り分けました。

 

庭の緑を眺めながらゆったりと食事が楽しめる吹き抜けのダイニング。
南側に設けた高窓から優しく光が注ぎ込み、漆喰の白い壁に反射して空間全体に拡散。
西側の壁にも縦長のスリット窓を設置。家の裏に広がる山の景色に視線が抜けるよう配置しました。

 

オリジナルで製作したステンレストップの木製キッチンを庭の景色に向かってオープンにレイアウト。
正面に造り付けたガラスの戸棚は奥様からのご要望で作らせていただきました。
民藝の器に北欧デザインのマグカップ、好きな食器を飾って暮らしを楽しまれています。

 

(左)土間にもアールのあしらい。大容量のSCLを備えたLDKと繋がる開放的な玄関。
(中央)広いカウンターに大きな鏡、家族で並んで身支度ができる造作洗面化粧台。
(右)建具をはじめ、カウンター収納やペーパーホルダーまで、すべてオリジナルで仕上げています。

 

(左上)本棚の他、テレビボードやワークデスクなど、シンプルな木の造作家具も見どころです。
(右上)これまで取り入れてこなかったアーチのデザイン。和と相性がいいことがわかりました。
(左下)シンプルなフォルムの薪ストーブに石の耐熱タイル、インテリアとして溶け込んでいます。
(右下)サクラの床にヒノキの柱、梁や天井にはスギを採用。将来の経年変化が楽しみです。

 

緩やかに傾斜する切妻屋根や大きく迫り出した軒、
規則正しく配置されたスクエアの窓が印象的な外観。
壁に沿って積まれた薪やご家族の希望で残した庭の生垣も落ち着いたデザインに馴染んでいます。