No.44

[京都府]

造作収納が魅力の縁側と吹き抜けの家

白い左官仕上げの外壁にオリジナルで製作した木製の玄関ドアがしっくり。
洗い出しの玄関ポーチ&アプローチも美しく、軒天の板張りも室内の天井と繋がっています。
駐車スペースを縁取る低い石垣もポイント。道行く人の目を引く心地いいアクセントになっています。

 

リビングを囲うように縁側を配置し、内と外の繋がりを演出。
軒まで続く板張りの天井が美しく、焼杉の板塀もデザインのアクセントに。
ベンチとしても活用できるよう腰掛けるのにちょうどいい高さに敷居を設定しました。

 

LDKとエントランスが大きなガラスの引き戸を介してシームレスに繋がる設計。
引き戸をはじめ、各部屋のドアや収納の扉まで、
建具はすべてオリジナルデザインで仕上げています。

 

クリの床やスギの天井にヒノキの階段を合わせて。手すりは設けず、オープンな造りでシンプルに。
階段の下にケージが入れられるようになっています。
吹き抜けの上部に設置した高窓から優しく光が注ぎ込み、昼間は照明を点けなくてもこの明るさ。

 

(左)大きな鍋やゴミ箱がしまえる足元の収納が便利で、背面にも調理道具や食器がすっきり。
(中央)洗面スペースも収納力にこだわって。洗濯機&乾燥機の横にタオルや下着がしまえる収納を造作。
(右)トイレも収納力を意識して。カウンターの下にはトイレットペーパーを積んでしまえるスペースも。

 

外出前の身支度がスムーズに。
壁一面に造り付けたファミリークロゼットが便利なエントランス。
手前には土間続きのシューズクロークも備えています。

 

歩道に面して建つお住まい。 よう壁もデザインの一部とし、
駐車スペースを生垣、建物を焼杉の板塀で美しく目隠し。
地域の景観にもひと役買っています。