No.41

[大阪府]

外観の美しさを追求した快適動線の家

天井部分を杉板張りで仕上げたガルバリウム鋼板の大きな軒や
左官で仕上げた淡いグレーの外壁に等間隔で並ぶスクエアの窓が印象的。
あえて庇に雨樋を設けずシルエットの美しさを追求するなど、こだわりが詰まった外観になっています。

 

映画を楽しめる空間にしたいというご要望に応え、リビングの床を一段下げて特別感を演出しました。
遮光に使用しているのはオリジナルで作らせていただいた4枚の雪見障子。
閉めた時はもちろん、引き込んだ時の美しさにもこだわってデザインしています。

 

板の隙間から植栽の緑が顔を覗かせる広いウッドデッキのテラスがご家族のお気に入り。
大きな庇に覆われているから雨の日でも安心。街が見渡せる東側に設置しており、
心地いい風を感じながら過ごせるセカンドリビングのような空間として活躍しているそうです。

 

ステンレストップの木製キッチンをセパレートにレイアウト。
木組みのスリット階段も印象的で、階段まわりの窪んだスペースはスタディスペース。
木の机に木の椅子、漆喰の壁いっぱいに飾られたお子様たちの絵もインテリアの一部になっています。

 

(左上)真鍮製の小ぶりなペンダントランプをコーディネート。漆喰の壁にしっとり馴染みます。
(右上)こちらが木組みのスリット階段。(左下)キッチンの壁のタイルも空間の雰囲気にしっくり。
(右下)クリの床にスギの天井、柱にはヒノキを使用。多種多様な木を適材適所に散りばめました。

 

(左)洗って、乾かして、片付けるまでがスムーズにできるよう水回りを2階にまとめて配置しました。
(中央)こちらは低い天井が屋根裏部屋のようで落ち着くご主人の書斎。
(右)帰宅したらすぐに手洗いうがいができるように玄関のすぐ隣に手洗いコーナーを設置しました。

 

洗い出しの玄関土間から直接上がれる土壁の和室。
地窓から優しく光が注ぎ込む落ち着いた空間になっており、
来客時にサッともてなせるようパントリーを介してキッチンと直接行き来できるよう設計しました。