No.38

[滋賀県]

湖と森、対岸の山を望む3つの窓の家

湖を望む高台に建つお住まい。眺望を優先してLDKを2階にレイアウト。
南側に配置した3つの大きな窓から森と湖と対岸の山の景色をパノラマで堪能できます。
真ん中の黒い円柱は薪ストーブの煙突。デザインの一部として空間の中にしっとりと馴染んでいます。

 

サクラの床にスギの天井、窓辺のカウンターデスクも天然木の一枚板を使って造作。
森や湖といった自然に囲まれながら、木の温もりに包まれて暮らす安らぎの住まいになりました。
夜はまた昼間とは違う雰囲気で、湖の対岸の街の光が幻想的でロマンチックだそうです。

 

勾配天井の開放的なリビング。納まりや見え方にこだわった空間になっており、
オリジナルのテレビボードはスピーカーのサイズに合わせて奥行きや高さ、配置を決定。
スピーカーの外ツラと窓枠のラインを合わせるなど、細部まで計算し、設計させていただきました。

 

コンロを壁側にし、シンクをダイニング側に。
オリジナルデザインで製作したステンレストップの木製キッチンをセパレートにレイアウト。
正面にあしらったアジアンウォールナットがデザインの心地いいアクセントになっています。

 

(左)2階の奥には音楽が趣味であるご主人の作曲部屋があり、ハシゴを上がったロフトには奥様の趣味部屋。
(中央)広いカウンターとオープンな収納が使いやすいオリジナルデザインの洗面化粧台。
(右)薪ストーブを備えた広い玄関。漆喰の壁やモルタルの土間に浮かぶ細いストライプの影が幻想的です。

 

(左上)窓辺の観葉植物が太陽に向かってすくすく。(右上)造作家具はどれも細部にまでこだわって。
(左下)この景色を求めて約1年半、ネットを駆使し、自ら車を走らせてこの土地を探し当てられました。
(右下)薪ストーブで温まった1階の空気を2階と共有できるようリビングの床の一部をグレーチングに。

 

玄関や2階の窓のまわりにあしらった木部がデザインのポイント。
斜めにカットしたポーチの壁や眺望に向かって計画的に配置した窓が
建築的で美しい外観になっています。