No.03

[京都府]

中庭と外部吹き抜けの奥に長い家

間口が狭く、奥に長い、三方を隣家に囲まれたお住まい。
LDKを2階に据え、掃き出し窓や天窓から採光することで敷地の条件をクリアしました。
キッチンの裏にも外部吹き抜けを設け、住まいの奥にまで光を届けています。

LDKの南側にバルコニーを設け、大きく開口。天井は太陽に向かって傾斜するようプランニングしています。
光の角度や風の流れに素直な設計で、室内に環境と取り込む工夫をしました。

(左)キッチンはセパレートタイプに。天窓と外部吹き抜け、両方から光が注ぎ明るいです。
(中)暗くなりがちな廊下や階段もこの明るさ。
(右)オリジナルでデザインした洗面化粧台。引き戸の裏には隠し収納も。

(左)玄関を入った正面に中庭が望める地窓を設置。
(中)靴やブーツ、お子さまの遊び道具やレジャー用品まで、収納豊富な玄関。
(右)1階奥の客間からも中庭が望め、家にいながら季節の移ろいを感じることができます。

(左上)ダイニングにはレザーシェードのランプを。
(右上)バルコニーは木格子で目隠し。視線を緩やかに遮ります。
(左下)LDK南側の窓は障子で遮光。
(右下)床は素足に心地よく、杢目が美しいクリ材を使いました。

地域周辺の住まいに倣い、建物正面の輪郭をタイルで仕上げました。
ガルバリウム鋼板の屋根や格子の目隠しも主張しすぎないようコンパクトにかつ上品に。
玄関照明もマリンライトで控えめにしています。