No.27

[京都府]

庭の見え方にこだわった緑が近い家

緩やかに傾斜する屋根と大きく迫り出した軒、建物を囲う鮮やかな緑の生垣がとても印象的な外観デザインになっています。
玄関まで続く洗い出しのアプローチが涼しげ。ヴィンテージの白いディフェンダーも馴染んでいます。

本を読んだりハンモックで昼寝をしたり、LDKと繋がるウッドデッキのテラスは家族の憩いの場。
外にいるような中にいるような不思議な空間になっており、外部と室内の境界を曖昧にする緩衝地帯の役割も果たしています。

側面をバーチ材で仕上げたステンレストップのカウンターキッチンを住まいの中央にレイアウト。
空間全体が見渡せ、テラスを介して庭の景色も望めます。
家電や食器、食材のストックがすっきり隠せる背面収納も便利です。

LDK内には小上がりの和室も。襖が引き込めるため、普段はリビングの一部として使っていただけます。
こちらの住まいは特に、植栽や軒天の見え方など、LDKから外に視線を向けた時の絵作りにこだわって作りました。

(左)玄関にはお子さまの外遊びの道具やレジャーアイテムまですっきり片付く大きな収納を設けました。
(中央)木とタイルを組み合わせてデザインしたオリジナルの洗面化粧台。
(右)玄関ポーチからも庭の緑が望めます。

天然木の一枚板が印象的な玄関。
サクラの床、スギの天井、漆喰の壁、木や土、石といった自然素材をバランスよく組み合わせました。
窓からはもちろん庭の景色。正面の引き戸を開けると部屋の奥まで目線が抜けます。

(左上)いたや工房の定番、木製の階段手すり。握りやすい形に加工しています。
(右上)玄関の引き戸もオリジナルで製作。
(左下)こちらも定番、ハンドメイドの玄関照明。
(右下)収納の取っ手にもこだわっています。