No.20

[京都府]

光と影を巧みにデザインした住まい

緩やかに傾斜する勾配天井が印象的な2階LDKのお住まいです。
採光豊かな南側に大きな窓を連続して設け、広いデッキバルコニーを設置。
光が入りすぎないよう、天井は窓に向かって低くなるように設計しています。

(左)キッチンからパントリーを通って洗面室、バルコニーへと繋がる家事動線が便利。
(中央)お子さまの勉強机としても使えるカウンターデスク。
(右)カウンターにウォールナットを使用した造作洗面化粧台。

こちらは2階の北側に設けた天窓です。
白い壁にくっきりと映し出されたひし形の陽だまりは、時間の経過に合わせて日時計のように形が変化。
光と影もデザインの一部と捉えて設計した住まいになっています。

鉄平石を敷き詰めた土間や栗の一枚板を使った踏み板が意匠のポイント。
正面に壁を設け、あえて明るさや抜け感を抑えることで、
2階の天窓から取り込んだ光が階段を通じて玄関まで導かれる様をデザインしました。

(左上)シンプルな木のインテリアを中心にコーディネート。
(右上)洗面室には檜のエッセンシャルボール。
(左下)リビングテーブルも天然木の一枚板で。
(右下)木の割れを補強する千切りの楔も味があります。

デッキバルコニーの下は、モルタルで仕上げた奥に長い車寄せになっています。
自転車やお子さまたちの遊具、レジャーアイテムなどが置いておけ、雨の日でも濡れずにガレージまで行けるのでとても便利です。

青空と生垣の緑がよく映える落ち着いた雰囲気の外観デザインです。
向かい合う家や道路からの視線を避けるため、バルコニーの手すりの格子の幅を綿密に調整。
安心して暮らしていただける住まいになっています。